Palantir 2Q決算:強い需要を集める「AIP」そのポテンシャルはいかほどか?
ソフトウェア企業のPalantirが8月7日、2023年4〜6月期決算を発表。
売上高は前年比13%増の5.3億ドルと続伸、会社予想の上限近くで着地した。調整後営業利益は1.35億ドルとなり、会社予想の上限(1.22億ドル)を上回った。
株式市場におけるPalantir人気は、いまだ冷めやらない。株価は5月から本格的な上昇をはじめ、執筆時点で年初来181%を超える高騰。時価総額は380億ドルを超えた。
足元の進捗を踏まえ、通期売上予想は「22.12億ドル以上」に引き上げた。実績に対し株価がオーバーシュートしているようにも思えるが、それだけ市場からの期待が大きいということだ。今回は、今後の鍵を握るとみられるAI製品「AIP」を中心に紹介する。
アレックス・カープCEOは投資家向けの書簡で、「我々が直面している機会は、これまでにないほど大きい」と主張。経営トップ自身が期待をみなぎらせている。