2015年度 ソニーフィナンシャルホールディングスの業績

要点

・2015年度の経常収益は1兆3620億円、経常利益は711億円

・主な事業子会社はソニー生命、ソニー損保、ソニー銀行の3社

・従業員数は9029名で、そのうち生命保険事業に7280人、損害保険事業に1177人、銀行事業に532人

・全体収益のうち、約90%に当たる1兆2239億円が生命保険事業による収益

全体の業績推移

2007年度以来、経常収益は成長を続けている珍しい金融機関である。近年は1兆2000億円以上の収益を安定して残している。

見たところリーマン・ショックの影響も小さく、2007年度以来、安定して黒字を保っている。

一方で金融機関としては利益率がかなり小さいのも特徴的だ。


事業と組織の内容

ソニーフィナンシャルホールディングスは、ソニー生命、ソニー損保、ソニー損保の3社を直接の子会社とする金融持株会社で、主な事業内容は「生命保険事業」「損害保険事業」「銀行事業」ということになる。

(有価証券報告書より)


全体の従業員数は9029名で、そのうち生命保険事業に7280人、損害保険事業に1177人、銀行事業に532人が属している。


事業ごとの収益を見てみよう。

生命保険事業による収益が1兆2239億円と、全体の90%強を占めている。なるほどこうして見ると、ほとんどが生命保険事業による収益なんだな。経常利益の内訳も似たようなものだった。