クレジットカードイシュアの代表格!バークシャーも出資の「キャピタルワン・フィナンシャル」とは
米国消費者ローン関連企業の第五弾は「キャピタルワン・フィナンシャル」。クレジットカードのイシュアとして代表的な企業の一つである。
折しも先月、ウォーレン・バフェットの経営するバークシャーハサウェイが同社に出資したことが明らかになった。自分が注目していた領域に同社も注目していた(?)と思うと、悪い気はしない。
もっとも、その性質は過去に紹介したレンディングクラブやディスカバー・フィナンシャルとは幾分異なる。二社が「高い金利で預金を集め、もっと高い金利で貸す」商売とすれば、キャピタルワンは「低金利で集め、そこそこの金利で貸す」。
独立企業になったのは1994年だが、クレジットカードイシュアとしての歴史はさらに長い。創業者とされるが「雇われ経営者」のリチャード・フェアバンクが今なお会長兼CEOとして経営を担うのも特徴的だ。
今回の記事では、キャピタルワンがどのような会社なのか来歴を紹介した上で、そのビジネスモデルと足元の状況について解説する。