ローンチ3年で黒字化したドル箱「スマレジ」 代表が語るクラウドPOSレジ市場で天下を取る“勝算”
スマレジ

この数年、キャッシュレス化の波が吹き荒れると同時に、レジの姿も大きく変わった。大型小売店だけでなく、商店街の中にあるような個人商店でもスマートフォンやタブレット端末を使ったレジを見かけるようになった。

そうした端末にアプリケーションをインストールすることでPOSレジとして使用できるのが「クラウドPOSレジ」システムだ。大手では、ヘアサロンを中心に展開するリクルートの「Airレジ」含むAirシリーズ、飲食店を中心とするUSENの「USENレジ」シリーズのシェアが高い。

一方、ベンチャー発のクラウドPOSレジで図抜けているのがスマレジだ。

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小売店を中心にクラウドPOSレジを展開する同社は、登録店舗数12万店(2023年1月末時点)、ARR29. 2億円(2022年10月末時点)に達している。既存POSレジの買い替え需要もあり、クラウドPOSレジは市場そのものが拡大しており、業績も好調だ。

今年1月には有料プランを値上げするなど、ARRの向上を意識した施策が見える。競合もさらに巨大化する中、今後はどのような展開で勢力拡大を狙うのか。スマレジ代表取締役の山本博士氏に話を聞いた。

「スマレジ」の収益構造

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