NTTグループは、日本電信電話と子会社907社、関連会社122社から構成されている。
NTTグループが報告する事業セグメントは、以下の5つ。
地域通信事業
国内電気通信事業における県内通信サービスの提供など。
光アクセスサービスを様々な事業者に卸提供する「光コラボレーションモデル」によるB2B2Xビジネスを展開。移動通信事業社やISP事業者、エネルギー、不動産、警備業界などとも協業を進め、およそ350社に提供。また、ケーブルテレビ業界では、提供エリアの全域光化で「光コラボレーションモデル」が採用され、同モデルによる契約数は469万契約となった。
主なサービスの提供状況:
・フレッツ光:1926万契約
・コラボ光:469万契約
・ひかり電話:1737万ch
・フレッツ・テレビ:143万契約
長距離・国際通信事業
国内電気通信事業における県間通信サービス、国際通信などを提供。
北米、欧米、アジアなどで設備の冗長化やセキュリティを強化したデータセンターを新たに提供。
主なサービスの提供状況:
・クラウドサービス:8300件
・ひかりTV:305万契約
移動通信事業
携帯電話など。
新料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」「ドコモ光」などを推進。
主なサービスの提供状況:
・携帯電話契約数:7096万契約(+437万)
・新料金プラン:2970万契約(+1188万)
・LTE(「Xi」):3868万契約(+793万)
・「FOMA」:3229万契約(-357万)
(感想)フォーマ減ってるんだな。そりゃそうか。
データ通信事業
システムインテグレーション、ネットワークシステムサービスなどの提供
その他
不動産、金融、建築・電力、システム開発、先端技術開発など。
全体の連結従業員241448名のうち、27%に当たる66214名が地域通信事業に従事。長距離・国際通信事業には43758名(18%)、移動通信事業には26129名(10%)、データ通信事業には80526名(33%)、その他には24821名(10%)。
収益の内訳を事業セグメント別にみると、地域通信事業が3.4兆円(26%)、長距離・国際通信事業が2.25兆円(17%)、移動通信事業が4.5兆円(35%)、データ通信事業が1.6兆円(12%)を売り上げている。
5つのセグメント全てが営業黒字。
営業利益の内訳を見ると、移動通信事業が最も多く7883億円を稼ぎ、全体のおよそ59%を占める。その他、地域通信事業は2649億円(20%)、長距離・国際通信事業は967億円(7%)、データ通信事業は1127億円(8%)を占める。