【注目決算】CYBERDYNE 海外収益が過半に 上半期2年ぶり最終黒字、投資が貢献
筑波大学発のスタートアップで医療用の装着型ロボットなどを開発するCYBERDYNE(サイバーダイン)が、グローバルでの事業規模を急速に拡大している。今期は海外売上高が過半に達しており、全体収益も跳ね上がった。
また創業者兼社長の山海嘉之・筑波大教授が確立した「サイバニクス」(メカトロニクス、再生医療、IT、社会科学などを融合させる新たな学術領域)に関連するスタートアップとの連携、事業を支援する投資も着々と進めている。
4〜9月期はこれらの投資収益が膨らんだ効果もあり、最終黒字に転換した。医療機器として自社ロボットの認知が広がる海外で足場を広げつつ、技術・資金面でスタートアップを支援してサイバニクス産業の継続的な成長を目指す。