ZOZOが初のリアル店舗、“売らない”店でプロがスタイル提案 「次なる成長の第一歩」
ZOZO

ファッションEC「ZOZOTOWN」を運営するZOZOが、同社初となるリアル店舗の展開に乗り出す。まずは12月に東京・表参道で開く店舗でパーソナルスタイリングサービス 「niaulab (似合うラボ)」の提供を始める

ZOZO独自の「niaulab AI (似合うラボAI)」とプロのスタイリストの知見を掛け合わせ、1人で店舗を貸切り2時間以上かけて自身に似合う服装の組み合わせを提案してもらえる。料金は無料だ。

同社はAIによるレコメンド機能など、ファッションとテクノロジーの掛け合わせで成長を続けてきた。商品取扱高は5000億円超(2021年度)、年間購入者数は1000万人超に拡大している。

似合うラボで得られたスタイリングのデータは「ZOZOTOWN」やファッションコーディネートアプリ「WEAR」といった既存サービスでも活かし、WEB上でのスタイリング提案などにつなげていく方針だ。

記者発表会に登壇した澤田宏太郎社長は、新サービスについて「ZOZOの次なる成長の第一歩となる」と強調した。

2時間貸切の「超パーソナルスタイリングサービス」

似合うラボは「試着室に飛び込む」というコンセプトで作られている。来店者の好みに合いそうなファッションアイテムを含め、ZOZOTOWNで取り扱うブランドの中から常時700点以上を用意し、スタイル提案する。店舗内での販売は行わない。

リアル店舗のイメージ=ZOZO

完全予約制で店舗を貸切り、一人当たり2時間以上をかけてプロのスタイリストがコーディネートを提案する。

「WEAR」に蓄積された約1300万件のスタイルデータをもとに構築したAIが、来店者の事前アンケートの回答結果をもとに、好みに合いそうなコーディネートを3パターン用意する。

スタイリストが来店者の悩みやなりたいイメージをヒアリングし、AIのレコメンドも参考にしながらその場のアイテムでスタイルを組む。

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