NVIDIAはいかにして世界の超重要企業になったか?
NVIDIAといえば、今や世界で最も重要な企業の一つだ。グラフィクスプロセッサの開発企業として早期に参入し、「GPU」そのものを発明した企業でもある。
その成長は力強さを増し、2021年1月期の売上高は167億ドル。今年度は267億ドルと大きな増収を見込む。株価は2021年に入って130%もの高騰を続け、12月12日現在の時価総額は7,550億ドルにのぼる。
今ではソフトバンクグループから「Arm」を買収するにあたり、半導体産業の独占を招くのではないかと当局から強い反発を受けている。逆にいうと、それほどまでに社会への影響力が大きいのがArmであり、NVIDIAなのだ。
今回の記事では、NVIDIAという会社がどのように生まれ、成長してきたのかを振り返る。そこには創業者ジェンスン・フアンらの先見性と「時代の大波」があった。