ラテンアメリカ市場を開拓!4000万ユーザー超のNubank、その拡大戦略とは?
ブラジルのフィンテック企業Nubankは、設立8年で4000万人以上のユーザーを獲得、「世界最大のデジタル銀行」の名を欲しいままにした。米国ナスダック市場でのIPOを準備中だと報じられている。
Nubankの強みは、中南米での圧倒的存在感だ。これまでの「チャレンジャーバンク総特集」では、ドイツ発「N26」や、イギリス発「Revolut」「Monzo」など、欧州発のデジタル銀行を取り上げてきた。だが、世界的なフィンテック企業も、非英語圏で拡大するには困難が生じる。
本記事では、Nubankがラテンアメリカ諸国(=スペイン語・ポルトガル語圏)で、いかにビジネスを横展開してきたかを紐解く。発展途上国の共通課題に的確にPMFさせることで、顧客獲得コストを抑えてグローバル展開させる戦略が浮かび上がる。