破竹の成長続く拼多多決算:購入者数は8.2億人超え、中国EC首位を維持
中国Eコマース大手「Pinduoduo(拼多多)」が5月26日、2021年1〜3月期決算を発表した。目覚ましい成長が続いている。
売上高は222億元(≒3780億円)。前年比で3.4倍もの拡大となり、事前の市場予想を上回った。営業損益は41億元(≒700億円)の赤字。前年(44億元の赤字)から改善した。
同業のアリババグループやJD.comに先駆けて、手付かずだった農村地帯での顧客獲得を進めてきた拼多多。破竹の勢いで伸び続け、前四半期には購入者数で中国ECトップの座を奪取、今回もその地位をキープした。
掲げる目標は、「世界で最も大きい農業・食料品のプラットフォームになる」こと。足元ではどのような戦略に注力しているのか。決算カンファレンスコールの内容を軸に確認していこう。
拼多多の急成長を端的に表すのが、そのサービスを利用するユーザー数の伸びだ。直近12ヶ月間に買い物をしたアクティブ購入者数は8.2億人。前年から2億人、前四半期から3540万人もの増加となった。