ゲーム・ECの両輪で急成長続くSea、ワンパンマンとのコラボも奏功
「Sea Limited」の業績が拡大している。ゲーム、Eコマース、決済という3つの成長領域で事業を展開、急成長を続ける東南アジアのインターネット企業だ。
2020年1〜3月の売上高は17.6億ドルと、前年から2.5倍に拡大。前四半期比でみても13%の増収を確保した。
営業損益は3.5億ドルの赤字。前年(2.7億ドルの赤字)から悪化した。主にEコマース、決済事業で投資が先行している。
株価は2019年末から6倍以上にまで上昇し、足元の時価総額は1290億ドルにのぼる。東南アジアで最も企業価値の大きな上場企業だ。
急成長市場を複数手がけてきたSeaの成長戦略はとてもユニークだ。直近の動向について、決算カンファレンスコールの内容を軸に確認していこう。
デジタルエンターテインメント(ゲーム)事業の四半期アクティブユーザー数は前年比61.4%増の6.5億人に拡大した。背景の1つとして真っ先に挙がったのが、日本のコンテンツとのコラボだ。