拼多多4Q決算:購入者数でアリババ超え、わずか5年で中国Eコマース最大に
中国のネット通販大手「拼多多(Pinduoduo)」が3月17日、2020年10〜12月期決算を発表した。快進撃が続いている。
売上高は前年比2.5倍の265億元(≒4450億円) 。これまでも大幅な増収傾向にあったが、伸びがさらに加速した。
営業損益は20億元(≒340億円)の赤字と、前年(21億元の赤字)からやや赤字幅が縮小した。
今回の決算で特筆すべきは、アクティブ購入者数で業界首位のアリババを上回ったこと。創業からわずか5年ほどで、購入者数では中国EC企業のトップに上り詰めた。
その背景には、農業分野を重視してきた独自の戦略がある。売上高で業界首位のアリババ、2位のJD.comに先駆けて、手付かずだった農村地帯の顧客獲得を進めてきた。
直近の決算報告の内容をもとに、足元の動向と成長戦略について確認していこう。
破竹の勢いで成長を続けてきた拼多多。中でも目覚ましいのが、サービスを利用する購入者数の拡大だ。