Bilibili 2Q決算:新作牽引、ピーク過ぎるも70%増収に加速
Bilibiliが8月27日に発表した2020年4〜6月期決算は最終損益が5億6,665万元(≒85億円)の赤字だった。急成長を維持するための積極投資が続く。
四半期売上は前年比70.2%増の26億1,760万元(≒393億円)と大幅な増収を達成した。前回決算発表時における売上ガイダンスの上限、25.5億元を上回った。
一方、営業損失も6億1,012万元(≒92億円)に拡大した。対売上比率-23.3%は前四半期と同等の水準だ。
Bilibiliはゲーム、動画配信の2事業が新型コロナウィルス感染拡大による巣ごもり需要の追い風を受けた。
モバイルゲームの売上が最も大きく、3ヶ月で12億4,798万元(≒187億円)にのぼった。売上成長率は35.7%に加速している。
ライブ動画配信等の「有料課金(VAS)」売上は前年比153.1%増の8億2,525万元(≒124億円)となった。前年比2倍を超える増収が続き、売上構成比は30%を超えた。
広告事業も前年比107.8%増の3億4,857万元(≒52億円)に倍増した。Eコマースその他事業も前年比57.8%増の1億9,580万元(≒17億円)と着実に成長を続けている。
巣ごもり需要でBilibiliのサービスを利用するユーザー数は前四半期(1~3月)に急増していた。