ウォンテッドリー 3Q20決算:コロナで猛烈向かい風、新事業で解約率低減へ
採用支援プラットフォームを提供する「ウォンテッドリー」が2020年8月期3Q決算を発表しました。
3Q累計の営業収益は23億5,702万円(前年比9.4%増)、営業利益は3億691万円(同5.3%減)になりました。増収減益という結果です。
通期業績予想の進捗率を確認すると、営業収益の進捗率は68.3〜76.8%。4Qも3Qと同程度の業績で着地できれば、レンジ内にはなんとか収まりそうです。
営業利益の進捗率は98.7〜118.0%で、こちらはすでに目標を達成。各段階利益についても、通期予想をすでに達成しています。
コロナ情勢が見えない中で控えめな業績予想ではありましたが、計画した業績に対しては、堅調な成果を上げているようです。
その一方で、少し不穏なのが四半期ごとの業績推移です。足元の3Q20(3か月間)に限れば、営業収益・営業利益ともに前年比で減少となりました。
営業収益に至っては、この1年伸び悩んでいるようにも見えます。
膝を付き合わせるような採用イベントの開催ができない中、オンラインでの採用ニーズは高まっているようにも思えますが、少なくともウォンテッドリーの業績には表れていないようです。
ストック売上の積み上げで成長してきたウォンテッドリーに何が起こっているのか。決算報告の内容を確認してみましょう。
ウォンテッドリーの営業収益は、「基本プラン」「オプション他」の大きく2種類に分類されます。気になるのが、どちらの収益についても前四半期(2Q20)比で減収になっていること。