アナグラム買収で大幅増収「フィードフォース」決算:来期は新たな成長投資を本格化
デジタルマーケティングを手がける「フィードフォース」が、2020年5月期通期決算を発表しました。
フィードフォースは、今年の1月に「アナグラム」を買収。3Qは事業規模を急拡大しました。通期ではどのような状況でしょうか。
まずは直近の業績を確認しましょう。
通期売上高は15.3億円(前年比118.0%増)、営業利益は4.2億円(同806.5%増)で、大幅な増収増益となりました。
2020年3月に公表された連結後の業績予想と比べても、売上・利益ともに全項目で上振れ。
アナグラムが連結子会社となったのは2020年5月期3Qのことですから、今期織り込まれたのは5か月分の数値です。
買収によって大きく事業規模を拡大したフィードフォース。足元ではデジタル広告市況の動向も変化しています。どういう状況にあるのか、決算報告の内容を整理してみましょう。
フィードフォースの事業は、プロフェッショナルサービス(PrSr)とSaaS事業の大きく2種類に分類されています。