勘違いで一時ストップ高に?音響機器メーカーの日本企業「ズーム」も興味深い
今回ご紹介するのは、日本の「ズーム」という会社です。
多くの方が知っている通り、アメリカの「Zoom」はオンライン会議の需要拡大とともに急騰しました。
そして、米Zoom社とは全く関係ないにも関わらず、一時はストップ高になったのが日本の「ズーム」です。
実際にどのくらいが「勘違い」で買われたのか知ることはできません。株式市場では、一つの銘柄が注目されたときに何らかの共通要素を持つ銘柄がつられて買われるのはしばしば起こること。
大昔は「ドットコム」とつく銘柄が軒並み上がるので社名を変えたり、「テクノロジー」を付け加えたりということもありました。最近は「ブロックチェーン」でも似たようなことがあったとも。
さて、日本のズーム社は、自社のホームページに「当社はビデオ会議サービスを運営する米国の『Zoom Video Communications, Inc』とは一切関係ありません。ご注意下さい」と記載するなど、勘違いは確かにあった様子。
それでは、日本のズームという会社はどんな会社なのでしょうか。一言で言うと「音楽機器メーカー」。足元の業績をみると、堅調に伸びています。
調べてみると、こちらもユニークで面白い会社です。今回は、日本のズームとは一体どんな会社なのか、一通り整理してみたいと思います。
ズームは、1983年に東京都千代田区で創業しました。