フィリップ・モリス・インターナショナルは世界最大のタバコメーカー。ブランドでいうと「マルボロ」「L&M」、そして近 年よく見かける加熱式タバコ「iQOS」はフィリップ・モリス製である。この会社の歴史をざっくりと調べてみ る。
フィリップ・モリスの歴史は、1847年に創業者のフィリップ・モリス氏がロンドンのボンド・ストリートでタバコの販売を開始したことから始まった。
1881年には息子のレオポルド・モリス氏がジョセフ・グルーンバームとともにフィリップ・モリス&カンパニー・アンド・グルーンバームを設立。このパートナーシップは1985年に解消され、フィリップ・モリス &カンパニーとして知られるようになった。
1894年には、ウィリアム・カーティス・トムソンとその一族に買い取られ、創業家のもとから離れた。
トムソンの指揮の下、フィリップ・ モリスは英国王エドワード7世の御用タバコ業者となり、1902年にはグスタフ・エックメイヤーによってニューヨークにも法人を設立。
英国の親 会社と米国のパートナーとの間で所有権は半々に分割された。
1872年からは、エックメイヤーは米国におけるフィリップ モリスの唯一の代理人として、英国製の紙巻たばこの輸入販売を行っていた。
1919年にはフィリップ・モリスの王冠のロゴが採用され、また、米国のフィリップ・モリス・カンパニーが、アメリカの株主たちの所有する新会社に買収され、さらにバージニア州に法人として設立された。
1920年代には、バージニア州リッチモンドの工場で紙巻たばこの製造を開始。そして1924年、「マルボロ」が発売。
そして、 1950年代以降から米国外への国際化を進めていくことになった。
「マルボロ」は1972年にタバコブランドとしての販売数で世界一となり、2013年よりアルトリアグループとの協業を開始、2014年には加熱式タバコ「iQOS」を発表。
正直、フィリップモリスとアルトリア、フィリップモリス・インターナショナルの関係性がよくわからん。ウィキペディアページによると、もともとフィリップモリスだけだったのが2003年にアルトリアに社名変更し、2008年に国際部門がフィリップ・モリス・インターナショナル としてスピンアウトしたらしい。