有料会員数は79.4万人「SKIYAKI」3Q決算まとめ
ファンコミュニティの運営支援サービスを手がける「SKIYAKI」が12月13日、3Q決算を発表しました。
3Q累計での売上高は35.5億円で、前年同期から+26%の増収。一方で、営業利益は0.87億円。△20.5億円の減益となりました。
SKIYAKIは有料会員の拡大などで売上を伸ばした一方、エンジニアなど人材採用の強化などでコストが拡大。3Qの3ヶ月間に限定すると営業赤字になっています。
最初に、SKIYAKIの売上構成について確認しましょう。
売上のメインを占めるのは「FC(ファンクラブ)サービス」。
芸能人やアーティスト向けにファンクラブの運営支援などを提供するもので、プラットフォーム上の総会員数は290.6万人(YoY+34.6%)にも拡大。
主な収益源となっているのが有料会員からの会費収入で、その数は79.4万人(YoY+16.3%)と、非常に大きくなっています。
有料会員からの収入は「グロス(総額)計上」となっており、ここからプロダクション(運営者)向けロイヤリティ(売上原価)や決済手数料などを差し引いた金額が、SKIYAKIの粗利になります。
有料会員数は+11.1万人増えて、それによる売上拡大が+4.74億円とのことなので、一人当たりの単価は4,270円。これが9ヶ月間なので、毎月474円ほどの平均単価ということになります。
同じように有料会員全体(79.4万人=21.97億円)で計算すると、毎月307円。どちらにせよ、月々3-500円程度の単価感。
SKIYAKIが展開するファン向けマーケティング支援サービス『bitfan』は、大きく『Pro』『Club』の二つに分かれています。