オーストラリアのSaaS企業「アトラシアン（Atlassian）」が2Q決算を発表しました。

売上高は4億870万ドル（前年比+37%）に拡大。営業利益は4,180万ドルと、前年同期から黒字転換を果たしました。この1年で収益性が目まぐるしく向上したことが分かります。

アメリカを中心として赤字上等で投資を続けるSaaS企業が多い中、高成長を続けながらも営業利益率10％という収益性を達成したアトラシアン。どんな経営状況にあるのか、決算書を紐解いてみましょう。

有料顧客数は約16.5万社

アトラシアンが提供するクラウドサービスは、主にソフトウェア開発チームにプロジェクト管理ツールを提供するというもの。従業員数名の小さなスタートアップから、サムスンやコカコーラのような世界的企業までが幅広く使っているのも、大きな特徴です。