沖縄県の小売業でNo.1の売上! 戦後から沖縄を支え続ける大型スーパー「サンエー」
今年は異例の10連休ゴールデンウィークとなり、読者の皆さんの中に旅行に行く方もいらっしゃるかと思います。
今回は人気の旅行先、沖縄で成長する大型スーパー「サンエー」(証券番号:2659)について取り上げます。
サンエーの起源は戦後の沖縄にあります。創業者の折田喜作氏は1950年に宮古島市にオリタ商店を開業し、1970年には株式会社サンエーを那覇市に設立しました。
当時は戦後でアメリカ領となっていた沖縄ですが、1972年には沖縄返還が実現。これを機に本土の大手企業が沖縄市場に参入し、競争が激化しました。
1975年、サンエーにとって大打撃であったのが当時日本最大の小売企業ダイエーによる「那覇ショッパーズプラザ」の開業です。ダイエーの低価格商品にサンエーは顧客を奪われて苦戦しましたが、郊外の出店戦略で対抗。限られた予算の中、沖縄の車社会への変遷を予想して郊外出店した戦略は見事に的中。売上を伸ばして事業拡大も続け、2006年には東証一部への上場を果たしています。
営業収入高を見てみると、2019/2には過去最高の1,898億円。右肩上がりの成長となっています。
今回はサンエーの成長要因となる事業内容と戦略について見ていきたいと思います。
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・〇〇事業と〇〇事業を展開
・2019年、〇〇を231店舗運営
・沖縄県内企業では〇番目の売上高
・時価総額は〇〇億円
・沖縄県観光客数は5年で〇倍まで増加
・来期売上〇〇億円を予想