スポーツクラブ市場は4,600億円 地方中心の出店戦略を取る「東祥」
今回取り上げるのは、ABホテルの親会社「東祥(8920)」です。「ホリデイスポーツクラブ」を運営している会社、といえばご存知の方も多いのではないでしょうか。
始まりは、建設会社である東和建設です。創業者の沓名俊裕会長は若い頃、14業種で起業するほどの行動力がありました。いつも「建設会社は仕事がないと売上がゼロになってしまう」という危機感を持っていました。
そこで1989年にゴルフ練習場を作ってみると、朝5時から大繁盛しました。客から「健康のために来ている」と聞き、健康づくりサービスへのニーズを肌で感じます。その後スポーツクラブという形でその需要を満たしていきます。
2018年の売上は241.4億円(前年比:+13.1%)営業利益は65.6億円(前年比:+8.9%)となっています。
スポーツクラブを運営しているコナミスポーツクラブが営業利益率6.5%・ルネサンスが8.5%のことを考えると東祥の営業利益率27.2%はとても高いです。なぜなのでしょうか。
ここから先は有料コンテンツになります。ご購読いただくと、以下のような内容をご覧いただくことができます。