郵便局に行くのはもう古い!? 米国のオンデマンド郵便「Stamps.com」
読者の皆さんの中で「郵便物を出すの面倒だな」と思う方も多いと思います。今回はその「面倒」を解消する米国企業「Stamps.com」(ティッカーシンボル:STMP)について取り上げます。
「Stamps.com」は名門UCLAのビジネススクールに通うアリ、ジェフ、ジムの3名によりカリフォルニア州で設立された電子郵便サービスです。現在は月に2,600万を超える配達物を取り扱い、1999年にIPOを果たしています。まずは設立経緯について見ていきましょう。
設立者の1人であるジムは就職活動の間、真夜中に切手を使い果たしてレジュメの提出ができなくなっていまいました。ジムは不便さに疑問を抱き、この状況を変えたいと決意。友人のアリとジェフもその意見に賛同し、3人で事業書を書いたと言います。 しかし、その後の道のりは平坦ではありませんでした。
3人はその事業を実行に移すべくVCで資金を募りますが、「政府・郵便局の許可が下りないだろう」という理由で25以上のVCから投資を断念されてしまいます。ところが約1年間の年月を経て、3人は資金をゲット。その末「Stamps.com」は1996年に設立、1999年にIPOを経て現在に至ります。
売上について見てみると、2018年の売上高は過去最高の5.9億ドル。直近5年間の平均成長率は35.6%となっています。なぜ「Stamps.com」は驚異的な成長を見せているのでしょうか。
ここから先は、有料コンテンツになります。ご購読いただくと、以下のような内容をご覧いただくことができます。
・〇〇での郵便が可能に
・〇〇売上が90%を占める
・今まで〇〇社を買収
・時価総額〇〇億ドル
・2019年は〇〇億ドルの売上予想