「エス・エム・エス」決算:カイポケ事業が早期入金サービスなどで成長加速
介護・医療領域で成長する「エス・エム・エス」が3Q決算を発表しました。
売上高は253億円(前年比+14.9%)、営業利益は20.9億円(前年比△8.5%)という内容。増収減益となりました。
エス・エム・エスは創業以来、一貫して増収増益を続けており、今期は16期連続での増収増益を計画。3Q時点で減益となっている要因として、介護キャリア事業での進捗遅れをあげています。
それでは、各事業のトピックについて確認していきましょう。
エス・エム・エスの中核事業であるキャリア事業では、医療キャリアが99億円の売上(前年比+8.6%)をあげています。中でも看護師向けや保育士向け人材紹介が順調だったほか、栄養士向けや柔道整復師・あはき師向けが大きく成長。「あはき師」とは「あん摩マッサージ」「はり師」「きゅう師」のこと。
そして、大きく成長しているのが介護職向け人材紹介「カイゴジョブエージェント」。情報サイトリニューアルやオペレーションの急拡大により、進捗に若干の遅れが出ているといいます。直近では改善施策の実行により、改善傾向。