【2016年3月期】永谷園HDの業績
永谷園HDの2016年3月期の売上高は792億円、経常利益28億円。
事業セグメントと概要は以下の通り。
1. 食料品事業
お茶づけ・ふりかけ類、スープ類、調理食品類などの製造販売を行なっている。
お茶づけ・ふりかけ類は説明不要だが、スープ類としては「あさげ」「かにのちから みそ汁」「一杯でしじみ70個文のちから みそ汁」などの人気商品がある。
調理食品類としては、肉と野菜をたっぷり使って作る「ガツンと!スタミナ定食」やロングセラー商品「すし太郎」などがある。
2. 中食その他事業
シュークリームなどの菓子の製造販売、飲食店のフランチャイズチェーンの加盟店募集と指導、テイクアウト寿司の製造販売などを行なっている。
主力はシュークリーム専門店「ビアードパパ」を麦の穂グループで展開。
連結従業員1965名の内訳。食料品事業が1514名、中食その他事業に451名が従事。77%ほどが食料品事業ということになる。
売上高792億円の内訳。意外なことに、お茶漬け・ふりかけ類は156億円と全体の19.7%を占めるにすぎない。「あさげ」「しじみ70杯分のちから」などによるスープ類が208億円(26.2%)、「すし太郎」など調理食品類が257億円(32.5%)とお茶漬けの上を行っている。中食その他事業の売上は113億円で14.3%。
なお、75.8%に当たる600億円の販売先が三菱商事とのこと。