2015年度サントラスト・バンクスの業績
サントラスト・バンクスは、1891年にジョージア州アトランタで設立されたトラスト・カンパニー・オブ・ジョージアに端を発する銀行持株会社。1919年にはコカ・コーラ社の株式公開の引き受け業務を行っている歴史のある会社だ。
全体の業績を見ると、安定して80億ドル前後の売上を残している。日本円でいうと、8000億円ちょいだ。2009年度にはサブプライムショックの影響か、大きめの赤字を出している。
サントラスト・バンクスの事業セグメントは、「Consumer Banking and Private Wealth Management」「Wholesale Banking」「Mortgage Banking」の大きく3つからなる。
Consumer Bankingはその名の通り消費者向けの一般銀行業務であり、各銀行支店やATM、インターネットなどを通じてサービスが提供される。消費者やスモール・ビジネス向けにローンやキャッシュカードなどの商品を提供。Private Wealth Managementは資産管理サービスであり、個人と企業の両方を対象としている。
Wholesale Bankingでは、企業向けの財務アドバイザリーや、資金調達、財務リスク管理などのサービスを提供。
Mortgage Bankingは、住居に関する担保製品を提供するそうだが、よくわからない。
各セグメントの利益(Net Income)の推移を見てみよう。
利益の大きさではWholesale Bankingが最も大きく、年間9億ドル前後を稼いでいる。その次がConsumer Banking and Private Wealth Managemenで、7億ドル前後。
消費者向けの銀行かと思ったらそういうわけでもなかったらしい。