「日本電産」決算:大幅減益も底打ち、EV拡大に向け5000億円投資へ
ニデック

日本を代表する精密モーターメーカー、日本電産が3Q決算を発表しました。

3Q累計の売上高は1兆1,596億円(前年比+3.3%)、営業利益は947億円(同△23.9%)となりました。為替の影響が売上に対して約328億円、営業利益も約79億円の減少要因になりました。

会長の永守重信氏が警戒していた通り、足元の数字はやや軟調となった日本電産。永守氏は決算発表の中で、「業績の底打ちして、これから上がってくると見ている」と発言。

製造業の中でも先んじて決算発表することもあり、業界の「先行指標」としても注目される日本電産。その決算内容について紐解いてみましょう。

各セグメントが軒並み減益に

日本電産の事業は、製品カテゴリごとに大きく5つの領域に分けられています。

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