インド3億人が利用!ソフトバンクも投資した決済サービス「Paytm」ビジャイ・シャルマ(前編)
インドの決済サービス「Paytm」は、孫正義氏が率いる「ソフトバンク・ビジョンファンド」も巨額投資を行なったフィンテック・ベンチャー。取扱高は年間500億ドルペースに達し、決済回数は前年比6倍とものすごい勢いで成長しています。
Paytmはインドの電子決済とECプラットフォームをかねたようなサービスで、ユーザー数はインド国内で3億人。
今回のシリーズでは、Paytmというサービスを作り上げたインドの起業家、ビジャイ・シェカル・シャルマ氏の半生をまとめてみたいと思います。
ビジャイ氏は1978年、インドのアリーガルという場所で生まれました。
インドのセカンダリー・スクール(日本の高校に相当)を14歳でパスするほど優秀だったビジャイ少年でしたが、英語教育を受けずに育ったためヒンディー語しかできず、超名門として知られる「IIT(インド工科大)」には進学できませんでした。