営業利益率42%を誇る「勘定奉行」のOBC、めちゃくちゃキャッシュリッチで積極的に投資運用していることが判明

今回は、会計ソフト「勘定奉行」などを展開するオービックビジネスコンサルタントについて調べます。

1980年に設立されたのち、1983年より「TOPシリーズ」を販売開始。

「奉行シリーズ」の販売が始まったのは1993年のことで、1999年には 「奉行 新ERPシリーズ」を販売開始。

2004年に東証一部に上場すると、2007年には統合型基幹業務システム「奉行 V ERPシリーズ」、2009年には「奉行iシリーズ」の販売を開始。

2014年には日本マイクロソフトとクラウド運用についての協業を開始し、翌年「OMSS+マイナンバーサービス」をMicrosoft Azure基盤で提供したほか、2016年には「奉行10クラウド」「OBCクラウドサービス」「奉行Jクラウド」などの販売を開始。


ちょっと古めの会計パッケージソフト会社くらいに思っていたのですが(失礼)、業績は堅調で、なおかつ営業利益率が40%超と極めて高い水準をキープしています。


今回のエントリでは、オービックビジネスコンサルタントが展開する事業の構造について紐解いた上で、バランスシートとキャッシュフローから財政状態についても掘り下げてみたいと思います。

結論としては、めちゃめちゃキャッシュリッチで、なおかつかなりアグレッシブに投資運用をしていることがわかりました。なかなかに興味深いです。


オービックビジネスコンサルタントのビジネスモデル

オービックビジネスコンサルタント(OBC)のビジネスモデルをものすごく単純化して図式化すると、次のようになります。

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