クレカや電子マネーが使えない!「逆張り戦略」で成長する業界4位の「コスモス薬品」
今回は「マツキヨ」に次いでドラッグストア業界4位の「コスモス薬品」についてまとめます。
(コスモス薬品)
コスモス薬品は福岡県に本社を構え、九州に地盤をもつドラッグストアチェーンです。
1973年、宮崎県で「宇野回天堂薬局」として創業。
1991年に株式会社化し、1993年に初の本格的なドラッグストア店舗を宮崎市に開店。
そこから本格的なチェーン展開を開始し、今に至ります。
業績は急激に拡大しており、直近の売上は5,579億円。6年前の2,790億円から倍増しています。
経常利益も2012/5期の142億円から、2018/5期には252億円に増加しています。
これは大手5社の売上推移です。
2015年時点での業界トップはマツモトキヨシHDでしたが、2016年に「ウエルシア」「ツルハ」の2社がマツキヨを抜き、「コスモス薬品」「サンドラッグ」も猛追しています。
今回はこの中で、九州で特徴的な戦略を展開しているコスモス薬品についてまとめてみたいと思います。
コスモス薬品が主軸とする事業戦略は「ドミナント戦略」「EDLP販売戦略」の2つです。
それぞれの戦略を数値ベースで見ていきましょう。