中国の電気自動車メーカー、「Nio」がアメリカに上場することになりました。
Nioは中国に本拠地をおく電気自動車(EV)メーカーで、テスラの競合になりうるとして注目を集めています。
Nioの中国名である「Weilai」には「Blue Sky Coming」という意味があります。環境に配慮した未来を実現するという宣言だそう。
創業者のウィリアム・リー(William Li)氏は中国の連続起業家で、43歳。
2000年に「Bitauto Holdings Ltd」という会社を設立し、2010年にニューヨーク証券取引所に上場させています。
Bitauto(易車)は中国の自動車業界で有数のオンライン媒体となっており、売上は57億元(936億円)にものぼります。
北京大学の学生だったころに起業して以来、これまでに設立・投資した企業は40にものぼります。
その経歴からテスラのイーロン・マスク氏ともよく比較され、「中国のイーロン・マスク」と言われることも多いようです。
Nio自体の設立は2014年11月のことで、まだ設立から4年も経っていません。
2015年2月には「電気自動車のF1」として知られるFIA フォーミュラE選手権に参加。 当時のブランド名は「NextEV」というものでした。
中国のインターネット企業「テンセント」からも支援を受け、2016年9月には名門「セコイア・キャピタル」などから10億ドルの資金を調達しています。
China Electric Car Startup seeks $1 Billion in Tesla challenge
まずは、Nio社の業績数値についてチェックしてみましょう。