Stockclipには国内の発表された決算を日付ごとに成長率などでソートできる、四半期短信ビューワーという機能があります。
四半期短信ビューワーを見る中で、「アドバンスト・メディア」という企業が気になりました。
今四半期の売上成長率は50%を超えて急成長していますが、どんな会社なのでしょうか。
「アドバンスト・メディア」は1997年に設立された企業で、音声認識サービスを提供しています。
今でこそ、『Siri』や『Alexa』など音声認識は当たりになっていますが、当時は音声認識サービスを事業化している会社はありませんでした。
「アドバンスト・メディア」は、そのような状況で音声認識に乗り出した挑戦的なベンチャー企業です。
現在は音声認識市場で64.6%と、圧倒的なシェアをにぎっています。
それでは、「アドバンスト・メディア」の売上高と営業利益の四半期推移を見てみましょう。
季節性により、毎年1Qは売上が低くなる傾向があり、2018年度までは1Qの営業利益は赤字となっていました。
今四半期は1Qではじめて営業黒字となっていることが分かります。
売上高は8億1,553万円で、前年同期から比べて大きく増加しています。
前年同期からの売上高の成長率を計算してみましょう。
2017年2Qごろに売上の増加は横ばいとなりましたが、その後再び伸び始め、2018年2Qには70%以上まで売上成長が加速しました。
そして、今四半期は53.4%の成長となっています。
どうして「アドバンスト・メディア」の売上成長は加速しているのでしょうか?
アドバンストメディアが展開する事業はかなり多く存在しますが、彼ら自身が大きく2つに分類しています。