イスラエル発!わりと財政状態がギリギリなホームページ作成サービス「Wix.com」の成長性について考える
今回はクラウドベースのホームページ作成サービスを展開するWix.comについてまとめます。
(Company Overviewより)
Wixは2006年にAbrahami兄弟と親友のKaplanによってイスラエルで設立されました。
彼らはウェブサイトを作るのが大変であってはならないと考え、プログラミング能力がなくてもサイトを構築できるサービスを開発します。
2008年にFlashベースの「Wix Editor」を公開すると、ユーザー数は2009年に100万人、2011年には1000万人に達します。
2012年にはFlashより良いHTML5を使った「HTML5 Editor」及びプラグインのマーケットプレイス「App Market」を公開。
(Company Overviewより)
2013年にナスダックに上場し、2017年には1.1億ユーザーにまで増加しています。
上のグラフは2016年までの期末ユーザー数です。2010年からの6年で15倍と、ものすごい勢いで成長しています。
業績推移を見ても成長の勢いがわかります。
本エントリでは、Wix.comがどのように収益を得ているか(ビジネスモデル)や、コスト構造、財政状態などについてチェックした上で、今後の可能性について考えてみたいと思います。
Wixの収益源について調べると、大きく3つあることがわかりました。