CD/DVDレンタルだけじゃない?「Nintendo Switch」効果で急伸した「ゲオ」の多角化に迫る
今回はCDやDVD等のレンタルショップで有名な「ゲオ」についてまとめていきたいと思います。
ゲオは、1986年に遠藤結城(創業者)が愛知県豊田市にビデオレンタル店を開業したことに始まります。
2000年11月、大証ナスダック・ジャパン(現JASDAQ)に上場。
2004年1月、東証、名証一部上場。
2005年12月、高知県の四万十店開店で全都道府県出店を達成
2010年9月には 「㈱セカンドストリート」を100%子会社化しリユース事業を本格化。
民事再生に陥った異業種他社の店舗をゲオショップに転換して収益化する戦略もあり、急速に店舗数を拡大してきました。
直営店、代理店、FC点店を含めた総店舗数は2000近くになります。
そのうちメディア系(CD、 DVD店舗)の店舗が1000店程占めています。
では、ゲオの業績を見てみましょう。
2018/03期のゲオの売上高は2992億円、経常利益は152億円となっています。
2012/03期から2017/03期まで横ばいだったものの、2018/03期に一気に上抜けしました。
一体、その裏にはどんな変革があったのでしょうか?
ゲオの事業内容・財務状況・中長期戦略について整理していきたいと思います。
ゲオと聞くとCD、DVD等のレンタルが真っ先に思い浮かぶ人が多いでしょう。
ですが、実際には大きく5つの事業を展開しています。一つずつ見ていきましょう。