1958年に創業!名峰・谷川岳の山頂に残る雪から名付けられたアウトドアブランド「スノーピーク」
今回は、新潟のアウトドアブランド「スノーピーク」についてまとめたいと思います。
(ホームページ)
歴史は長く、創業者の山井幸雄氏が1958年に金物問屋を立ち上げたのがはじまり。
登山家でもあった幸雄氏は1959年、「本当に欲しいものを自分でつくる」とオリジナルの登山用品を開発します。
質の高い登山用品は徐々に注目を集め、1963年にスノーピークの商標を登録、1976年には自社工場を設立。
1986年には幸雄氏の息子、山井太氏(現社長)が入社。
太氏は、ヒッピー的なイメージを持たれていた「キャンプ」に注目。スノーピークをオートキャンピングブランドとしてリニューアルするとともに、家族の絆を深める豊かな時間としてのキャンプを提唱。
これまでにないハイエンドなキャンプ用品を作ることで、日本中でおきた「オートキャンプ(車でキャンプするやつ)」ブームを牽引しました。
1996年には太氏が社長に就任。その後も事業を拡大し、2014年には東証マザーズに上場しています。
2010年からの業績推移を見てみます。
売上高は30億円から99億円へ拡大。
経常利益も2016年には8億円まで拡大しましたが、2017年は3898万円の経常赤字におちいっています。
新潟・燕三条ではじまったアウトドアブランド「スノーピーク」に何が起きているのか、事業内容から改めて整理したいと思います。
『スノーピーク』というブランド名は、群馬と新潟の県境にある名峰「谷川岳」に由来しています。