レストランカラオケ事業から撤退!自治体向けのアウトソーシング事業で立て直しを図る「シダックス」
先日、「シダックス」が代名詞でもあるカラオケ事業から撤退することが発表されました。
シダックス、カラオケ撤退給食事業に集中(日本経済新聞、2018/5/30)
「カラオケ館」運営元のB&Vに運営子会社の持ち株81%を売却すること、関連する債権97億円を譲渡するとのこと。
報道を受けて、シダックス自身もプレスリリースを出しています。
その中では、カラオケ「シダックス」を展開する「シダックス・コミュニティー」を譲渡するものの、食材や会員サービスについては引き続き提供することが書かれています。
そもそもシダックスは、カラオケだけでなく給食事業など非常に広範囲で事業を展開している総合サービス企業です。
(ホームページより)
しかし業績推移を見ると、売上規模は右肩下がりになり、赤字の状態が続いています。
2014/3期まで売上は1900億円を超えていましたが、直近では1428億円と、500億円近く減収となっています。
経常利益率も3年連続でマイナスと、経営が苦しいのは間違いないようです。
今回のエントリでは、「シダックス」という会社がそもそもどんな経緯を辿ってきたのか歴史を整理した上で、直近の経営状況を掘り下げてみたいと思います。