2015年度モルガン・スタンレーの業績
モルガン・スタンレーは1935年に創業した米国の投資銀行である。
J.P.モルガンの創業者であり、アメリカの5大財閥の一つであるモルガン財閥の創始者ジョン・ピアポント・モルガンの孫にあたるヘンリー・スタージス・モルガンにより、J.P.モルガンの投資銀行部門が分離独立する形で設立された。
1997年度には150億ドルに満たなかった売上を、2015年度には300億ドルを超えるまで成長させている。サブプライムショックのあった2008年度も含めて、赤字に陥らず安定した経営をしていると言える。
モルガン・スタンレーの事業セグメントは大きく「Institutional Securities」「Wealth Management」「Investment Management」の3つで構成されている。
事業セグメントに直接対応する収益の内訳が見つからなかったので、年次報告書内で見つかったものを以下に示す。
収益の内訳を見ると、トレーディングによるものが最も大きく94億ドル。続いて投資銀行業務が50億ドル、手数料などが26億ドルとなっている。
トレーディングによる収益が過半数を超えているということか。