2015年度 みずほフィナンシャルグループの業績

要点

・2015年度の経常収益は3兆2152億円、経常利益は9975億円(ともに連結)

・連結従業員数は全体で5万6375名、うち3万5382名がみずほ銀行、4879名がみずほ信託銀行、9182名がみずほ証券

・国内全体の貸出残高は52兆5401億円、製造業がその15%

全体の業績推移

2007年度には4兆5000億円あった経常収益はその後減少し、現在は3兆円前後で推移している。2008年度にはリーマン・ショックの影響か赤字に転落しつつも、その後回復し、経常利益は1兆円前後に達している。利益率はかなり高い方ではないだろうか。


事業と組織の内容

みずほグループは、子会社を含む143社と関連会社27社から構成され、銀行、信託、証券その他の金融サービスを主な業務としている。

事業系統図は巨大すぎるので載せないが、みずほフィナンシャルグループをトップにおいて、みずほ銀行、みずほ信託銀行、みずほ証券の3社を主な子会社としてその他諸々が構成されているという構造。

従業員数は全体で5万6375名おり、そのうち3万5382名がみずほ銀行、4879名がみずほ信託銀行、9182名がみずほ証券に属している。みずほフィナンシャルグループ本体の従業員数は1318名。

資金運用勘定の平均残高は162兆8224億円、利息は1兆4262億円で利回りは0.87%となっている。資金調達勘定の平均残高は162兆9178億円、利息は4225億円、利回りは0.25%とのこと。

業種別貸出状況

国内の業種別貸出状況を見ると、製造業が最も大きく8兆円弱と全体の15%をしめている。続いて不動産業が6兆4531億円、卸売・小売業が5兆円、金融・保険業が4兆円弱、政府などが3兆6052億円と続く。

これで思い出したのが、孫正義氏の経営するソフトバンクがARM社を買収する際、みずほから資金を調達して「運命共同体」と揶揄されたことだ。この中でサービス業はおよそ2.5兆円を占めるのみであり、そこまで言うほどじゃないんじゃないか?と思わされる。

借金10兆円超え、孫正義とみずほ銀行の「見果てぬ夢」

まあよくわかってないけど。もっと勉強が必要ですな。

国内全体の貸出残高は52兆5401億円。