好調の「吉野家」3Q決算:客層・客単価ともに拡大、8年ぶりの高収益水準に
吉野家ホールディングス

牛丼の代名詞ともいえるチェーン「吉野家ホールディングス」が好調です。

3Q累計の売上高は1,599億円(前年比+6.6%)、営業利益は28.9億円。前年同期は△5.6億円の赤字でしたから、大幅な利益改善です。過去の数値を遡ってみると、2012年2月期以来の高収益。

前年の赤字からいきなり業績が改善した吉野家ホールディングス。何が起こっているのか、決算書を紐解いてみましょう。

アークミールの売却を決定

売上構成を見てみると、メインの「吉野家」うどんの「はなまる」セグメントが増収となっていることがわかります。売上高はそれぞれ821億円(前年比+7.6%)、「はなまる」は231億円(前年比+6.3%)という結果。海外も伸びていますね。

利益構成をみると、さらに違いが顕著です。

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