DocuSign 4Q決算:売上また加速、間もなく顧客数100万の大台へ
電子契約プラットフォームを手掛ける米DocuSignが2021年1月期(通期)決算を発表した。一言で言って、力強い業績である。
四半期売上高は前年比57%増の4.3億ドルに拡大。営業損失は0.2億ドルに縮小した。
DocuSignは、コロナ禍による追い風を受けた代表的企業の一つ。驚くのは、コロナ拡大が本格化したあと、3四半期連続で売上成長が加速していることだ。
ビジネスを構成する必要不可欠の要素が「同意」だ。DocuSignはこの一点に特化しつつ、提供価値の拡大に尽力してきた。足元の動向について、決算報告の内容を整理しよう。
CEOのダン・スプリンガーが一貫して主張してきたのが、「コロナが収束しても、電子契約を使い始めた顧客が紙に戻ることはない」という点だ。