5年後に売上倍増を目指す「セールスフォース」成長戦略を整理
セールスフォース(Salesforce)が2月25日、2021年1月期(通期)決算を発表した。コロナ禍をものともしない右肩上がりの成長が続く。
四半期での売上推移を見ると、4Qの売上高が前年比20%増の58.2億ドルに拡大。営業利益は1.9億ドルと、前年の赤字から転換した。
多くの方がご承知の通り、セールスフォースはSaaSの代表的企業である。2020年にはSlackの買収について合意したことでも話題になった。
今回、セールスフォースの決算カンファレンスコールはなんだか素敵な屋外で開催された(実際には非常に寒かったそう)。彼らの野心的な成長戦略について、重要トピックを集中的に確認しよう。
CEOを務めるマーク・ベニオフは今回も上機嫌だった。年間売上は212億ドルを突破し、前年比で24%増。この規模の企業では稀に見る成長だと自信を漲らせる。