【2016年3月期】村田製作所の業績と販売先の内訳
村田製作所の2016年3月期の売上高は1.2兆円、税引前当期純利益が2791億円。
コンポーネント(コンデンサ、圧電製品など)、モジュール(通信モジュール・電源など)の電子部品などの開発や製造販売を主に展開している。
連結従業員54674名のうち、コンポーネントセグメントに42612名、モジュールセグメントに8765名が従事。
販売実績の内訳を見ると、1.2兆円のうち最も大きいのは通信モジュールで3952億円を販売し、33%ほどを占めている。続いてコンデンサが3673億円(30%)、圧電製品が1619億円(13%)など。
全体として、コンポーネント(コンデンサ、圧電製品、その他コンポーネント)だけで全体の60%以上を販売していることがわかる。
これはなかなか興味深い。地域別でみると、1.2兆円のうち7503億円ほどが中華圏での売上。全体の62%ほど。アジアその他で2131億円(17.6%)、南北アメリカで838億円(6.92%)、ヨーロッパで819億円(6.77%)。日本は817億円(6.75%)。
別の箇所を見ると、販売相手先の12%が「Hongfujin Precision Electronics (Zhengzhou) Co., Ltd.」という会社。
調べて見ると、未上場企業としてブルームバーグに名前があった。
Company Overview of Hongfujin Precision Electronics (Zhengzhou) Co., Ltd.
どうやら中国の鄭州市にある電機メーカーで、携帯電話などを作っているらしい。