ヨガウェア販売「ルルレモン」2年間の取組が奏功!ECシフトも実現、買収先も貢献
ヨガウェアなどを販売する「ルルレモン(Lululemon Athletica)」が3月30日、2021年1月期(通期)決算を発表。コロナ禍をはねのけ、増収を達成した。
四半期では増益も実現している。売上高は前年比24%増の17.3億ドル、営業利益は同じく10%増の4.6億ドルだった。
実店舗を中心に展開してきたルルレモンにおいて、コロナ禍による営業自粛は致命的になりえた。しかし、そんな中でも営業黒字をキープし、下期には増益も実現。
その背景には、経営陣がかねてより準備していたEコマースへの対応がある。どの会社もそうだが、コロナ禍での小売産業は「以前から準備をしていたもの」とそうでないものとで明暗を分けた。
具体的にルルレモンがどのような取り組みを進めているか、決算報告の内容を整理しよう。
まずは会社としての背景についておさらいしよう。元は1998年にカナダのバンクーバーで設立された拠点がルーツだ。昼はデザインスタジオ、夜はヨガスタジオとして営業した。