パーク24決算:国内駐車場が回復中、モビリティ拡大に向け来期1.3万台を取得へ
パーク24が12月15日に発表した2020年10月期決算は、466.5億円の最終赤字で着地した。前年の123.5億円黒字と比べ、大幅な逆風である。
言うまでもなく、その背景にあるのはコロナ禍だ。人々の外出が減少、企業が営業を自粛する中で、駐車場事業やレンタカー事業を中心に売上が低迷した。
四半期売上高は前回四半期をボトムに、大きく改善している。8〜10月期は前年比19%減の685億円。一気に137億円も売上を取り戻した。
依然として営業赤字は続いているものの、マイナス100億円を超えた5〜7月期からは大きく改善。29億円の赤字で落ち着いた。
パーク24の業績には、パンデミックで巻き起こった「人々の行動変容」が表れている。日本社会における「移動」は今後、どういう方向に向かっていくのだろうか。パーク24の最新決算とともにお届けしたい。
まず確認したいのは、事業ごとの月次動向である。予想を大きく下回っているのが、国内外の駐車場事業だ。