Facebook 1Q21決算でザッカーバーグが語る「3つの注力カテゴリ」まとめ
Facebookが4月28日、2021年1〜3月期決算を発表。売上高は前年比48%増の262億ドル、営業利益は同じく93%増の114億ドルとなった。
営業利益率は43%。パンデミックによる逆風を受けた前年からの反動もあるが、大きく前進した。
Facebookをめぐっては重要な動きがいくつかある。一つはiOS 14.5へのアップデートによる広告事業への影響。もう一つは、もはやお馴染みになってしまった独禁法(反トラスト法)違反についての問題だ。
彼らに対して世の中の批判は冷めやらないが、一方では中長期に向けた投資も進める。今回の記事では、CEOのマーク・ザッカーバーグが決算カンファレンスコールで語った「三つの投資カテゴリ」についてフォーカスする。
2020年の後半、Facebookの業績は「想定より良いものだった」とザッカーバーグは言う。これによって同社には、今後鍵となる領域への投資を拡大する十分すぎる余力が生まれた。
その中でも最大なものが、拡張現実(AR)および仮想現実(VR)に関する技術投資だ。コマース領域およびビジネスメッセージング、それからクリエイター向けについても挙げる。