あなたの水はどこから?知られざる「ウォーターサーバー」の世界

飲料水の宅配を手がける「プレミアムウォーターHD」が伸びている。

2021年3月期の売上高は前年比24%増の563億円、営業利益は43.9億円(同136%増)。トップラインが堅調に拡大し、収益性が大きく向上している。

展開するのは、主に個人向けを対象とした「ウォーターサーバー(宅配水)」事業だ。「水」は誰もが必要とするものだ。宅配することでコストは上がるにも関わらず、大きな成長を見せる。

矢野経済研究所によると、日本の「宅配水」市場は1,563億円の大きさがある。その中で圧倒的に優位なポジションを掴んだのがプレミアムウォーターHDだ。

今回の記事では、そもそも日本の「ミネラルウォーター」がどのように普及したかを確認した上で、ウォーターサーバー市場の勃興、プレミアムウォーターHDの事業戦略についてまとめたい。

初めての鉱泉水は「三ツ矢サイダー」

ミネラルウォーター。天然の地下水を原水とするもので、一般でも広く飲めるようになったのは比較的最近のことだ。

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