DeNA 2Q決算:海外ゲーム好調、『Pococha』MAUが前年比3倍をキープ
DeNAが11月10日に発表した4〜9月期決算は、純利益が199億円の黒字だった。前年比305%もの増益である。
売上収益は前年比5.4%増の688億円。営業利益は同じく315%増の209億円である。コロナ拡大によってスポーツ事業などが逆風にあえぐ中、売上ミックスの変化で大幅な増益になった。
DeNAには長年、大きな課題が二つあった。主軸のゲーム事業の収益安定化と、ゲームに比肩する中核事業の創出である。
柱になりつつあったスポーツ事業(プロ野球)はコロナ拡大が大打撃となった。巨額投資を進めていたオートモーティブ事業も同様である。
768億円の営業利益を稼いだ2012年度以来、業績が低迷し続けてきたDeNA。ようやく風向きが変わり始めた。足元の取り組みについて、一つずつ確認していこう。
まず重要なポイントは、基盤となるゲーム事業が上向き始めたことだ。