磁気ネックレス販売のコラントッテが上場へ:アスリート起用の販促施策に注目
今回ご紹介するのは、7月8日に東証マザーズへ上場予定の「コラントッテ」という会社だ。
まずユニークなのが社名だ。「コラントッテ」というと何のことかと思うが、「(肩が)凝らんとって」というフレーズが由来である。
創業者の小松克已氏が前身となる「アーク・クエスト」を設立したのは1997年。以前は建設会社を経営していたが、バブル崩壊のあおりを受けて倒産。父親が病に倒れるなど不運が重なっていた。
そんな中、「寝込んでいた父親の痛みを、少しでも和らげたい」との思いで創業に至る。従来製品に納得がいかず、自ら開発してしまったのだ。
以来、コラントッテはアスリートから一般まで人気を集めるブランドになった。フィギュアスケートの宇野昌磨選手やスキージャンプの葛西紀明選手、福岡ソフトバンクホークスとも契約。
医療機器メーカーであるというコラントッテとは一体どんな会社なのか。公開された申請書類の内容を中心に、その事業について紐解きたい。