ロコガイド今後の成長ストーリーが面白い「新聞折込チラシ」市場は国内3,559億円
ロコガイドが8月13日に発表した2020年4〜6月期決算は最終損益が6,000万円の黒字だった。
売上高は3億6,800万円で前四半期と比べて4.8%減。営業利益は同じく24%増の9,300万円という結果だ。前四半期にあたる2020年3月期4Qには一時的なスポット売上があったため減収になったと説明している。
ロコガイドは2020年6月に新規上場したばかりの企業だ。足元ではコロナ影響も受けているが、中長期的な成長戦略には興味深いものがある。実力派経営者が率いるロコガイドの事業戦略について整理する。
ロコガイドのメイン事業は「トクバイ」だ。食品スーパー、ドラッグストア、ホームセンターなどの情報をリアルタイムで閲覧できるオンライン版のチラシ媒体である。
ビジネスモデルは「一般ユーザー(生活者)が無料で閲覧でき、店舗側が集客のために課金する」という伝統的なモデル。食べログのようなサイトと基本的には同じ構造だ。