吉野家HD 1Q決算:全セグメントが赤字転落、雇用維持で新たな需要に対応へ
大手牛丼チェーン「吉野家」などを展開する吉野家ホールディングスが2021年2月期1Q決算を発表しました。
3-5月における売上高は396億8,100万円(前年比24.8%減)、営業損失は49億5,500万円の赤字。再び赤字転落となりました。
業績悪化の直接的な要因は、言うまでもなく新型コロナウイルス感染症の拡大です。国内だけでなく海外でも積極的な事業拡大を図ってきた吉野家HDでしたが、現在の状況ではその戦略が裏目に出てしまいました。
足元が果たしてどういう状況にあるのか、決算報告の内容を整理しましょう。
まず確認したいのは、吉野家ホールディングス傘下の各部門の業績概況です。