セキュリティSaaS「CrowdStrike」決算:リモート化も追い風で成長続く
セキュリティSaaSを手掛ける「CrowdStrike」が1Q決算を発表しました。
売上高は1億7,808万ドル(前年比+85%)。営業損失は▲2,258万ドルと、前年から縮小しています。
米国SaaSの中でも一際目立って高成長をつづけるCrowdStrike。彼らは、CRMの「Salesforce」、IT管理の「ServiceNow」、HR領域の「Workday」につづくセキュリティ分野のバーティカルSaaSとして、カテゴリーでの成長を目指しています。
(説明資料)
果たして足元はどんな状況にあるのか。決算報告の内容を紐解きましょう。
まずは、一口に「セキュリティSaaS」とは言っても、CrowdStrikeがどんな事業を展開しているのかについて確認します。
CrowdStrikeが掲げているミッションはとてもシンプルです。「データ漏洩を防ぐ(We Stop Breaches)」。
一方で、世にある既存のソリューションには三つの課題があると説明しています。「高価すぎる」「複雑すぎる」そして「効果的でない」。